【モデルコース】大連 基本情報、観光

【モデルコース】大連 基本情報、観光

みなさんこんにちは。
本日のタビキジは、中国「大連」です!
中国といえば、北京や上海を思い浮かべるかと思いますが、
ここ大連は日本との距離も近く、さらに日本にもゆかりのある地としてオススメです。
遼東半島の南端にあり、「北海の真珠」とも呼ばれる港町です。

歴史的なことは詳しく記載しませんが、日露戦争で日本が勝利し、満州のうち、遼東半島の租借権と、南満州鉄道の経営権を獲得しました。
租借権とはその土地を借りる権利のようなもので、当時日本からもたくさんの人が現地へ派遣され、
日本の資本によって建てられた建物が多数残っています。

また現在では近代的な街並みでロシアも近いことから、オシャレなロシア人街などもあります。
日系企業も多数進出しており、出張で訪れる方も多いのではないでしょうか?

そして大連といえば、「アカシア」です。花が咲く季節、毎年5月下旬に「アカシア祭り」が開催され、多数の観光客が訪れるそうです。現地で伺った話ですが、市内にアカシアの花はほとんど残っておらず、今となっては貴重な花となっているそうです。しかし街の街灯などアカシアの花の形になっており「大連=アカシア」のアピールは行っておりました。

今回は基本情報からDeepな点まで私が実際に旅行した体験をもとにご紹介させていただきます。

アクセス

日本の主要空港(東京、大阪、名古屋、福岡)から直行便が就航しています。
フライト時間も往復ともに3時間程度と非常に近いです。
そして、日本との時差は「-1時間(サマータイムなし)」、日本時間15時の時は、現地時間14時となります。
そのため、基本的に時差ボケの心配がなく、オススメの観光地です。

基本情報

15日以内滞在、観光目的の場合ビザは不要です。旅券の残存期限は入国時6か月以上あることが望ましいとされています。

通貨は「人民元」1人民元:19.7円(目安:2015年6月)

中国にはチップの習慣はないので基本的には不要です。気持ち良いサービスを受けた場合には気持ちとして渡して良いかもしれません。

公用語は中国語、その中でも標準語である北京語が使われております。主要ホテルでは英語が通じることが多いです。

電圧は220V、プラグは場所によっていろんなタイプが使用されており、B、C、Oタイププラグが多いです。
日本の電化製品はそのまま使えませんので、変圧器やプラグが必要になります。

ベストシーズン

5~9月がオススメです!

5月下旬はアカシア祭りが開催されており、もちろん夏場は熱くなりますが、気候的にも最高気温が25℃前後、最低気温も20℃前後と過ごしやすいです。また緯度が北緯38度45分と日本で表すと秋田と新潟の中間くらいです。

オススメのホテル

「ホテルニッコー大連」

大連市内で唯一の日系デラックスホテルです。中心部に位置しており「大連駅」「中山広場」も徒歩圏内です。
中国近隣都市から鉄道での移動、そして空港からも車で約25分と近いのも魅力的です。
そして何より日系ホテルという安心感があります。
美味しい朝食や清潔な客室、ホテル内にはローソンもあり、初大連の方にもオススメです。

オススメの過ごし方

日本とのつながりを感じる観光プラン(大連賓館・南満州鉄道・路面電車)

初めに中心地「中山広場」の一角にある「大連賓館(旧大連ヤマトホテル)」です。
こちらは100年以上の歴史があり、ひと際目立つ建物です。内部も見学でき、1、2階と回廊しながら、
貴賓室や写真などで歴史を学ぶこともできます。中曾根首相(当時)もこちらで会談したそうです。

続いて、「南満州鉄道」です。日本の資本、技術で経営されていました。大連には満鉄本社があったり、駅は上野駅に建物の造りが似ていたりと何かと日本につながりを感じます。
当時「あじあ号」が大連駅~ハルビン駅間の約950kmを運行していました。

そして「路面電車」です。市内には多数の路面電車が走っており市民の足になっております。
もちろん最新車両もあるのですが、オススメは「レトロな車両」、古く冷房もありませんが、車窓から見る
大連の風景、趣があっていいです。なんとこのレトロな車両日本製とのことです。ぜひ最新車両ではなく、
このレトロな車両に乗ってみてください。

大連(中国らしい)観光【中山広場、星海広場、大連展望台、火鍋】

中心部「中山広場」は大連を象徴するような広場です。この広場はロシア人によって設計され、
放射状に延びる道路はパリを模して造られたそうです。周辺は歴史的建造物が多く、見ていて楽しいです。
ただ交通量が多く、広場中心からそれぞれの建物に移動する際は地下通路を利用してください。
地上を歩くと危ないです。実は、周辺にはまだまだ日本にゆかりのある建物が多数あります。
ガラス張りの建物「中国銀行」も旧横浜正金銀行大連支店。「郵便局」も旧関東逓信局。
こちらも併せて見てみてください。

そしてアジア最大の広場ともいわれる「星海広場」は、常に多くの人でにぎわっています。大連市制100周年の記念もあります。
周辺には、コンベンションセンターや高級レストラン、高層住宅など並び、オフィスや商業施設も多数あります。この日は天気が悪く、曇っておりますが、奥には橋も架かっており、海が見えます。
とにかく広いので歩くのに気合が必要です!小さいお子様ずれの方はご注意ください。

昼食は「何鮮菇火鍋」がオススメです。火鍋のお店でキノコのしゃぶしゃぶを食すことができます。
もちろんそのほか、牛肉、豚肉、羊肉などがあります。
どれも非常においしく、日本人にも合う味です。ぜひ行ってみてください。

最後に「大連緑山展望台」をご紹介させていただきます。
こちらは夜景スポットとしてオススメです。労働公園に隣接する標高170mの緑山にあり大連市内を一望できます。

余談ですが、大連から電車で30分ほどの向かった先に「旅順」があります。
遼東半島の先端になり、こちらは日露戦争で激戦地になり、旅順港を巡る攻防でした。
小高い山から見る港町はきれいですよ。お時間がある方は行ってみてください。


以上簡単ではございますが、基本情報から、オススメの過ごし方をご紹介させていただきました。
ぜひ大連に行ってみようか悩んでいらっしゃる方がご参考にしてみてください。

※本記事は2015年6月現在のものとなります。実際にご旅行される際は最新の情報をご確認ください。