【グラナダ】レコンキスタ終焉の地、世界遺産「アルハンブラ宮殿」を散策

【グラナダ】レコンキスタ終焉の地、世界遺産「アルハンブラ宮殿」を散策

みなさんこんにちは。
本日のタビキジは、スペイン「グラナダ」です!

スペイン南部、アンダルシア地方に位置し、グラナダ県の県都です。かつてはイベリア半島最後のイスラム王朝ナスル朝グラナダ王国の首都でした。「レコンキスタ」終焉の地、そして現代では観光客に世界遺産「アルハンブラ宮殿」の所在地として大人気都市、「グラナダ」をご紹介させていただきます。

本ページは「グラナダ」について記載させていただき、それぞれエリアごとに記載分けをさせていただいております。
よろしければ下記、リンクからお進みくださいませ。

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アクセス

マドリードやバルセロナから飛行機で1時間半ほどです。私はブエリング航空という、バルセロナを拠点とするスペインのLCC(格安航空会社)を利用させていただきました。グラナダ空港は市内から約15kmの位置にあり、グラナダ市街地までバスで約30分です。アクセスは比較的容易で、大きいスーツケースがある場合は、バス発着所の近くのホテルをオススメいたします。

私は「MELIA GRANADA」に宿泊し、お部屋は広くありませんでしたが、部屋の窓から「アルハンブラ宮殿」がわずかに見えるところは良かったかなと思います。その他設備も必要最低限といった感じで、不自由は感じませんでした。立地が良いので十分満足です。

オススメの過ごし方

「街歩き」

ホテルに荷物を置き、まずは街中散策です。コンパクトな街に必要最低限のものがあるといった感じです。路地道もたくさん迷路のように張り巡らされ、細い道もたくさんあり迷子になりそうです。

「グラナダ大聖堂」

1492年にナスル朝グラナダ王国が陥落した後、モスクの跡地に建設されたグラナダ大聖堂(カテドラル)。
1518年にゴシック様式の大聖堂として建築が開始された後、1704年の完成までの181年間までにさまざまな建築家が参画。当初はゴシック様式でしたが、後にルネサンス様式に移行しました。

「アルハンブラ宮殿」

 

グラナダ観光のハイライト。
イベリア半島最後のイスラム王朝、ナスル朝グラナダ王国時代に、初代国王ムハンマド1世の治世から築城が始まった、イスラム建築の最高傑作。グラナダの街の南東部にある小高い丘の上にその幻想的な建築物はそびえ立ちます。

宮殿と呼ばれていますが、城塞としての機能も備えており、住居、官庁、モスク、学校、浴場など様々な施設があったそうです。城壁の中に一歩踏み込めば、かつて栄華を極めたグラナダ王国にタイムスリップできます。ちなみに「アルハンブラ」とは、「赤い城」の意味です。早速チケットを購入し入場します。当日だと購入できない場合もありますので、事前購入をオススメいたします。また位置関係がわかるよう全体図を作成しましたのでよろしければ、併せてご覧ください。

アルハンブラ宮殿マップ

【アルカサバ(Alcazaba)】

 

アルハンブラ宮殿の西端に位置する軍事要塞アルカサバ。塔の上からはグラナダの全景をパノラマで見渡すことができ、北側には白と茶のコントラストが美しいアルバイシン地区、西側にはグラナダ大聖堂を見渡せます。

【ナスル宮殿(Palacios Nazaríes)】

 

ナスル宮殿は「メスアール宮」「コマレス宮」「ライオン宮」の三つに分かれています。

入場してすぐの場所に「メスアール宮」があります。王の政務や裁判が行われていた場所です。のちに礼拝に使われるようになり、壁には様々な装飾がなされています。

続いて、「コマレス宮」です。アルハンブラ宮殿の代表的な風景で、水面に建物が鏡写しになる風景は「アラヤネスの中庭」と呼ばれパンフレットなどによく使われています。

そして「ライオン宮」です。こちらもアルハンブラ宮殿の代表的な風景で「ライオンの中庭」はハイライトです。12頭のライオンの口から水が流れる円形の「ライオンの噴水」が中央にあるため、この名前がつきました。

この庭を囲むライオン宮は王の居住スペースで、王以外の男性は立ち入り禁止のハーレムでした。
中庭は124本の細い大理石の柱に囲まれ、柱の上部のアーチ部分には見事な漆喰細工がなされています。

【パルタル庭園(El Partal)】

 

ヤシの木など、南国テイストな印象を受けました。「パルタル」とは屋根付きの柱廊のことを指すそうです。

【カルロス5世宮殿(Palacio De CarlosⅤ)】

 

16世紀初めにカール5世(カルロス1世)が宮殿の南側に隣接して造らせた正方形のどっしりした建物。円形の中庭を囲んで2階建ての回廊がある。カール5世がイスラム建築に対抗して造らせたというが、アルハンブラ宮殿の他の建物と比べ、異質な印象を受けました。

【ヘネラリーフェ離宮(Generalife)】

歴代の王達が休暇を過ごした夏の離宮です。アルハンブラ宮殿から徒歩10分ほどの丘を登ったところにあります。水をふんだんに使い「水の宮殿」とも呼ばれています。またシエラネバダ山脈から引き込んだ水をイスラム独特の技法で様々な水の趣向が凝らされています。

「アルバイシン地区」

 

アルハンブラ宮殿と向かい合う丘に広がるアルバイシン地区は、ナスル王朝時代から1492年のグラナダ陥落までイスラム教徒の居住区でした。密集する建物の壁は白く塗られており、日光を反射し、室内の温度の上昇を防ぐ役割があるそうです。この地区の中央にある「サン・ニコラス教会」の展望台からはアルハンブラ宮殿の全景を見渡すことができ、特に夕暮れ時の赤く夕日に染まるとき、そして日が沈み、ライトアップされた景色は絶景です。絶対にオススメです!アクセスもバスで細い路地を通っていきますが目の前まで連れて行ってくれますので、比較的容易に向かうことができます。ただし、夜は周りが暗く、人通りも少ないので、周りに注意し歩いてください。

実際の使用記事は、各都市をまとめておりますので、別途下記リンクよりよろしければご覧くださいませ。

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以上簡単ではございますが、グラナダについてご紹介させていただきました。
ぜひスペインに行ってみようか悩んでいらっしゃる方がご参考にしてみてください。

※本記事は2017年8月現在のものとなります。実際にご旅行される際は最新の情報をご確認ください。