【モデルコース】ボストン、観光、アメリカ独立を学ぶ!
- 2016.05.14
- アメリカ
みなさんこんにちは。
本日のタビキジは、アメリカ「ボストン」です!
アメリカの東海岸を代表する大都市で、かつてイギリス植民地支配からの独立が始まったこともあり、歴史的建造物が多く残ります。そのためボストンを訪れた際にはアメリカ建国の歴史を巡るコースは欠かせません。芸術面では、世界4大美術館の一つ「ボストン美術館」もあり。学園都市としても名をはせた、「ハーバード大学」「マサチューセッツ工科大学(MIT)」などもあります。そんなアメリカ建国の地としてゆかりのある「ボストン」、実体験をもとにオススメスポットをご紹介させていただきます。
アクセス
成田から日本航空の直行便を就航しています。
日本からボストンへの直行便は唯一となります。
その他は「シカゴ(アメリカ)」「デトロイト(アメリカ)」「トロント(カナダ)」などの
北米都市から乗り継ぎ利用で向かいます。
フライト時間は往路が13時間程度、復路が14時間程度とロングフライトとなります。
機内で睡眠をとるなどしてしっかり時差調整しましょう。
そして、日本との時差は「-14時間」、日本時間15時の時は、現地時間1時となります。
ただしサマータイムがあるときは「-13時間」になりますご注意ください。
基本情報
90日以内の観光目的の場合ビザは不要です。ただしESTA(電子渡航認証システム)査証免除プログラムの条件を満たしている必要があります。パスポートの残存期間は帰国時まで有効なものとなっていますが、入国時90日以上が望まれています。
通貨は「アメリカドル」1ドル:107.39円(目安:2016年5月)
アメリカにはチップの習慣があり、ほとんど場合で必要です。
<参考例>
タクシー:メーターの15~20%、スーツケース等大きな荷物がある場合は若干多めに払うのが普通。
レストラン:サービス料が含まれていない場合、15~20%、含まれている場合は少額。
ホテル、ポーター:荷物1つにつき1ドル、枕銭:一人につき1ドル
アメリカのセールスタックスは、連邦税ではなく、州、郡、市の税金で税率は、州や市によって異なります。
ボストン市のあるマサチューセッツ州では、ショッピングに関しては6.25%の税金がかかります。
しかし、食料品や衣料品などの生活必需品には175ドルまでは税金がかかりません。
そして、国税がないのでヨーロッパのような免税制度はありません。
公用語は英語。
電圧は120V、プラグはAタイプです。
日本の電化製品は短時間であれば、変圧器なしでそのまま使用することができますが、
長時間や精密機器の場合は電圧が対応するものを使用することをオススメします。
ベストシーズン
5~9月がオススメです!
ボストンは札幌とほぼ同じ緯度で、夏は30℃を超える日もあります。しかし日本ほど湿度は高くなく、
朝晩は冷え込むので羽織るものは必要です。また冬は氷点下を下回る日が多く、厳しい寒さが続きます。
5~9月は比較的雨も少なく、オススメの時期です。
オススメのホテル
「ボストン マリオット コープリー プレイス」
今回ご紹介させていただくのは、ボストンの中心「コープリープレイス」に位置し、「ボストンコモン」「トリニティ教会」など観光地にもアクセスしやすいビジネス、観光ともにオススメのホテルです。ショッピングモールもすぐ隣にあり、ショッピング、食事に便利なロケーションにあります。ホテルは38階建て、1144室を構える、大型ホテルとなります。ボストンは比較的安全な街とされていますが、やはり夜などは怖いので、夜でも明るく、人通りの多い、中心地のホテルが良いでしょう。
隣のショッピングモールには「LEGAL SEA FOODS」というレストランがあり、ボストンといえば、シーフード、クラムチャウダーを召し上がってみてください。ロブスターも絶品です。
オススメの過ごし方
アメリカ独立の歴史を学ぶ、観光プラン編(フリーダムトレイル・ボストン茶会事件)
ボストンにはアメリカ独立の歴史に関する施設がたくさんあります。そんなボストンで観光の目玉となるのが「フリーダムトレイル」です。ダウンタウンを中心に独立戦争やボストンの歴史にまつわる史跡が約4kmにわり16か所に点在し、そのトレイルを散策して巡ります。歩道の上に、書かれた赤いペンキ、またはレンガ道をたどりながら歩けるので、アメリカ国民がイギリスからの独立を求め、戦った歴史を気軽に学ぶことができます。下記16か所があるので、1日で主要箇所を巡るもよし、2日間かけじっくり巡るもよしです。
<フリーダムトレイルの史跡>
①ボストンコモン ②マサチューセッツ州会議事堂 ③パークストリート教会 ④グラナリー墓地
⑤キングス・チャペルとキングス・チャペル墓地 ⑥旧市役所とベンジャミン・フランクリンの立像
⑦オールド・コーナー書店 ⑧オールド・サウス集会場 ⑨旧州会議事堂 ⑩ボストン虐殺事件跡地
⑪ファニュエル・ホールとクインシーマーケット ⑫ポール・リビアの家 ⑬オールド・ノース教会
⑭コップス・ヒル墓地 ⑮USSコンスティテューション号 ⑯バンカーヒル記念塔
今回は上記の中から主要箇所をご紹介させていただきます。
「ボストンコモン」は1634年に設立された、アメリカ最古の都市公園です。現在でも広い芝生は市民の憩いの場になっています。
「マサチューセッツ州議事堂」は金色に輝くドームを持つ建物で、ボストンを象徴する建物の一つです。
「オールド・ノース教会」は1723年に建てられたボストン最古のキリスト教会です。1775年、独立戦争直前にイギリス軍の奇襲を察知したポール・リビアが教会の尖塔に2つのランタンを掲げ、本人はレキシントンに馬を走らせたことがアメリカ軍の勝利に繋がったという重要な場所です。
「USSコンスティテューション号」は現在でも航行可能な世界最古の木造戦闘艦です。
「バンカーヒル記念塔」はフリーダムトレイルの終点で、激戦となったバンカーヒルの戦いを記念して建てられた高さ約67mの塔です。
お時間がない方は、上記をご参照の上、いくつかピックアップして巡っていただけますと幸いです。
続きまして「ボストン茶会事件」です。こちらもボストン観光で欠かせないスポットとなっており、記念館もあります。そもそも茶会事件とはなんでしょうか?歴史を遡ってみましょう。アメリカには17世紀後半に「コーヒー」、「ココア」、「紅茶」が伝わりましたが、イギリスの影響を受け、当時は「紅茶」が普及していたそうです。
しかし本国イギリス議会が「茶条令」を発布し、イギリス「東インド会社」に専売権を与えたことによって、価格は吊り上げられ、税金もかけられました。それに強く反発したアメリカの人々は、停泊していた東インド会社の船に襲い、積荷の茶箱、342箱すべてを海中に投げ捨てしまいました。これが1773年に起きた「ボストン茶会事件」です。これを機にボストンの貴婦人は紅茶を飲まない誓いを立て、かわりにコーヒーを飲むようにしたといわれており、飲料文化も変えてしまいました。
また、「アメリカ独立戦争の引き金になった」とも言われており、歴史上にも重要な出来事でした。
「ボストン茶会事件」に対する報復として、イギリス本議会はボストン港を封鎖、さらに強圧的な条例を追加発布、アメリカ側を屈服させようとしましたが、反発を起こし、イギリス製品の不買行動などにつながり、1774年フィラデルフィアで「大陸会議」が開催され、アメリカ13エリアの植民地代表が集まり、本国イギリスとの通商を拒絶することを決議、対立は決定的となりました。参加者の中にはのちの初代アメリカ合衆国大統領「ジョージ ワシントン(George Washington)」もいました。そして翌1775年に「アメリカ独立戦争」が始まりました。
前置きが長くなりました、そんなアメリカ独立のきっかけとなった「ボストン茶会事件」を学ぶことができる、
施設があります。そして実際に茶箱を海に投げ入れる体験もできます(笑)。
私は世界を旅するうえで、歴史的施設を見学するとともに、
なぜ、この建物が残されているのか?歴史的背景を自分なりに考察しながら、歴史を学ぶことをしています。
旅はそんなきっかけを与えてくれるものだと思います。
ぜひ皆さんもボストンだけではなく、世界各地にいってみてください。
学園都市ボストン、名門「ハーバード大学」を完全攻略
伝統、教育水準もアメリカ最高峰を誇る名門大学。さすがアメリカ発祥のちと言われるボストンだけあり、「マサチューセッツ工科大学(MIT)」「イェール大学」「タフツ大学」など数多くの難関校が終結した学園都市です。その環境から世界中から留学生が集まり、街全体が勉学に励みやすい、落ち着いた雰囲気にあります。中でも「ハーバード大学」は、卒業生に「ジョン・F・ケネディ氏」、「ジョージ・W・ブッシュ氏」、「バラクオバマ氏」など8名もの合衆国大統領や、30名以上のノーベル賞やビュリッツアー賞の受賞者を輩出していることで有名です。
そこで今回は「ハーバード大学内」を訪れ、キャンパス巡りをご紹介させていただきます。キャンパス内は学生や関係者だけでなく、旅行者も実際に歩くことができ、建物や銅像を見学する事ができます。この街を訪れたからには、必ず訪れたい場所です。
大学で最も古いとされる正門「ジョンストンゲート」、「ジョン・ハーバード氏の銅像」、世界最大級の大学図書館「ワイドナー記念図書館」などは必見で写真撮影もオススメです。
またハーバード大学「生協」でオリジナルグッズも購入でき、モレスキンのノート、CROSSのボールペン、エコ水筒なども購入できます。記念にいかがでしょうか?
MLB「フェンウェイパーク」で「ボストン・レッドソックス」を観戦
ボストンに訪れたら、こちらも外せません。MLB(メジャーリーグ)最古の球場、「フェンウェイパーク」を本拠地とする、ボストン・レッドソックスです。左右非対称な球場で、レフトスタンドにそびえたつ「グリーン・モンスター」と呼ばれる高さ37feet(約11.3m)のフェンスは、左翼方面が有利にならないよう、高さを付けたものです。スタジアムは収容約39,000人でとメジャーリーグ屈指の人気球団にしては少なめです。このグリーン・モンスターがレフトスタンド代わりになっていることもあるでしょう。
試合開始前からスタジアムの外には人があふれており、賑わっています。この時は「デービッド・オルティス(DAVID ORTIZ)」現役最後の年で、記念ユニフォームも販売されておりました。ただでさえ人気球団、ヤンキースなどの好カードになると高騰しプレミアチケットになります。球場に入ると、「これがフェンウェイか、グリーン・モンスターか」と感動します。野球があまりお好きでない方でも、グッズ類はボストンお土産にオススメです。
以上簡単ではございますが、基本情報から、オススメの過ごし方をご紹介させていただきました。
ぜひボストンに行ってみようか悩んでいらっしゃる方がご参考にしてみてください。
※本記事は2016年5月現在のものとなります。実際にご旅行される際は最新の情報をご確認ください。
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