【定番】パリ 基本情報、観光<ベルサイユ、モンサンミッシェルもガイド!>
- 2016.07.17
- フランス
みなさんこんにちは。
本日のタビキジは「花の都」フランス「パリ」です!
セーヌ河の中流に位置し、政治、経済、文化の中心地として「ヨーロッパの十字路」と呼ばれてきました。
現在は人口約224万人。パリ発祥の地とされる「シテ島」を中心に20区に分けられています。
美しい街並みや美術館巡りだけではなく、「食の都」としても魅力的なパリ!
今回は基本情報からDeepな点まで私が実際に旅行した体験をもとにご紹介させていただきます。
アクセス
成田・羽田から全日空、日本航空、エールフランス航空の直行便が就航、
関空から、エールフランス航空が直行便就航しています。
フライト時間は往路が12時間半程度、復路が12時間程度と少々長い飛行時間となります。
機内で睡眠をとるなどしてしっかり時差調整しましょう。
そして、日本との時差は「-8時間」、日本時間15時の時は、現地時間7時となります。
ただしサマータイムがあるときは「-7時間」になりますご注意ください。
基本情報
シェンゲン協定加盟国への渡航は、あらゆる180日間の期間内で90日以内の観光目的の場合ビザは不要です。
旅券の残存期限はシェンゲン協定加盟国出国時3か月以上あることとされています。
通貨は「ユーロ」1ユーロ:111.95円(目安:2016年7月)
フランスにはチップの習慣があり、ほとんどの場合で必要です。
レシートに“Service Compris”と書いてあったら、それはサービス料込みの料金という意味なので不要です。
<参考例>
タクシー:メーターの10%
レストラン:サービス料が含まれていない場合、10~15%
ホテル、ポーター:荷物1つにつき1ユーロ、枕銭:一人につき1ユーロ
フランスではほとんどの商品に消費税率 19.6%、割引税率 5.5%(一部品目 2.1%)がかかっており、EU国外からの旅行者は、免税対象額以上の購入をした場合に、手続きをすれば12%ほどの税金の払戻しを受けることができます。別途、手続会社からの手数料を引かれますが、十分お得なので、忘れずに申請しましょう。
ただし条件があり、①免税手続き取扱店舗で1日に€175.01以上のお買い物をすること。②手続きにはパスポートを提示し、免税申請用紙を記載し、商品を未使用のままEUに圏外に持ち出すことが条件となっています。
公用語はフランス語。主要ホテルでは英語が通じることが多いです。
電圧は220V、プラグはCタイプです。
日本の電化製品はそのまま使えませんので、変圧器やプラグが必要になります。
ベストシーズン
夏場がオススメです!
夏は日照時間が長く、21時近くまで明るいです。お日様が出ている時間が長いので、とても得をした気分になります。また梅雨はなく、乾燥しているので、こちらも過ごしやすい時期となります。
夏場は平均最高気温が25℃前後と空気もカラッとしており、大変過ごしやすいです。冬場もパリは北大西洋海流と偏西風により、氷点下まで下がることはあまりないです。とはいえ、一桁台ですので防寒具が必要です。
オススメのホテル
「メルキュール パリ オペラ ガルニエ ホテル」
デパートやオペラ座が徒歩圏内と絶好のロケーションにあります。観光、ショッピングや食事すべてが便利です。メルキュールはチェーン店なので、そのあたりも安心できます。客室も清潔で、出張、観光十分に対応可能です。また目の前のとおりには飲食店が多数あり、実際に滞在中に2店舗ほど行きましたが、どれも美味しかったです。21時近くまで明るいので皆さん楽しそうに飲んでいました。仕事が残っていた私はスーパーで買ってきたおつまみとビールで簡単に済ます。。羨ましい!!そして朝食は1階でビュッフェ形式でした。こちらはハム、卵料理、トースト。。。十分な種類です。
オススメの過ごし方
「王道」市内観光プラン(凱旋門・エッフェル塔・ノートルダム寺院・コンコルド広場・セーヌ河クルーズ)
王道コースとのことで、なんといてもまずは「凱旋門」、「エッフェル塔」これらは近くにあるので、セットで見に行くといいかと思います。「凱旋門」はナポレオンの提案で着工、1836年に完成。壁面にはナポレオンの戦いや義勇軍の出陣を描いた彫刻があります。また、中央には第一次大戦で亡くなった無名戦士の墓があり、献花が絶えません。
「エッフェル塔」は1889年のパリ万博のために造られた巨大な鉄の塔です。鉄製の高架橋の専門家であったエッフェルさんが設計したといわれています。塔に登ることもできますし、オススメは目の前の広場で寝転がってのんびり、青空とエッフェル塔を眺めることです。芝生が敷かれていてピクニックしている方も多数いらっしゃいます。ぜひ試してみてください。
そして続いて「ノートルダム寺院」です。こちらも見逃せない必須スポットです。
シテ島にあるローマ・カトリック教会の大聖堂。「パリのセーヌ河岸」という名称で、周辺の文化遺産とともに1991年に世界遺産に登録されています。聖母マリアに捧げられた教会で初期ゴシック様式の傑作です。ノートルダムとは、「我らの貴婦人」を意味し、正面には「聖母マリア」「最後の審判」「聖アンナ」の3つの門があり、キリスト降誕から聖母マリアに関連する彫刻があります。
そして王道コース最後は「コンコルド広場」です。こちらも街中にあるため、アクセスしやすいです。
1793年にルイ16世とマリーアントワネットが処刑された広場として有名です。広場の中心には、エジプトの「ルクソール神殿」と対の「クレオパトラの針」が置かれています。こちらはエジプト国王「ムハンマドアリー」から贈呈されたここパリに運ばれたそうです。
観光の最後は「セーヌ河ディナークルーズ」で王道コース完璧です!中でも「バトー・ムーシュ」をオススメします。1949年創業以来50年以上の歴史を持ち、多くのパリジャン、パリジェンヌ、観光客に愛されてきました。
運航会社はほかにもありますが、ここ「バトー・ムーシュ」は全テーブルがセーヌ河を見渡せる造りになっているのが特徴です。18:00~(1時間半)、20:30~(2時間15分)の2コースがあります。
お料理は旬の食材を使ったフレンチです。料理数(3コース、5コース)、座席の位置(窓側、前方)等により料金が異なります。
ルートは、エッフェル塔近くのアルマ橋を出発し、オランジュリー、オルセー、ルーブル美術館の脇を通りながら、シテ塔に向かいます。そして、ノートルダム寺院を通りすぎたサン・ルイ島でUターンします。エッフェル塔とシャイヨー宮を左右に眺め、自由の女神像を巡り、再びアルマ橋に戻ってくるコースです。
クルーズ中、船内では音楽の生演奏もあり最高のディナーを盛り上げてくれます。フォーマルなスタイルが必要なので、男性はジャケット、女性もドレスアップすることをオススメいたします。船上デッキからエッフェル塔越しの写真は映えますよ。
「芸術」美術館巡り(ルーブル博物館・オルセー美術館・オランジュリー美術館)
パリといえば「美術館」です。たくさんの美術館があり、どこに行けばいいのか迷ってしまうほどです。
せっかくパリ、観光もショッピング、そんな忙しいあなたへ、今回は3か所オススメをご紹介させていただきます。
まずは「ルーブル博物館」です。アメリカ「メトロポリタン美術館」、ロシア「エルミタージュ美術館」とともに世界3大美術の1つです。年間800万人が訪れ、世界一来訪者の多い美術館です。収蔵作品は30万点を超すといわれ、すべてを見るのに1週間あっても足りないといわれているくらいです。「ミロのビーナス」「モナ・リザ」「サモトラケのニケ」など代表的な作品だけ取り急ぎ見たい!という方は急ぎ足で2時間くらいあれば回れるでしょう。古代オリエント美術、古代エジプト美術、古代ギリシャ、イスラム美術、彫刻。。。と部門が分かれており
ガラスのピラミッド下のインフォメーションで日本語のフロアマップをもらえるので、先に位置をチェックしておくと効率よく回れるかと思います。
そして、「オルセー美術館」こちらもルーブルに並んでパリを代表する美術館です。
ゴッホ、ゴーギャン、ルソーなど印象派(印象主義)、写実主義、象徴主義などが展示されており、あまり詳しくない方でも、ミレ「落穂拾い」、ゴッホ「自画像」、ゴーギャン「タヒチの女」など、一度は見たことがある。。となるような作品ばかりです。建物はもともとオルセー駅で、ホテル兼駅でした。その趣きも残っているので、ぜひ行ってみてください。
最後に「オランジュリー美術館」です。こちらはルーブル、オルセーのすぐ近くコンコルド広場付近にあります。こちらはモネの「睡蓮」を展示するだけにできたかのような美術館です。もちろんほかの作品もありますが、睡蓮のインパクトが強く、あまりほかの作品に名が行かないのが個人的な感想です。
上記3か所のほかにも「国立近代美術館」「ロダン美術館」「ピカソ美術館」などもあります。
ぜひ、自身のお気に入りを探してみてください。
「ショッピング」(シャンゼリゼ通り・ギャラリーラファイエット・オススメお土産)
お買い物もパリの楽しみの一つです。まずは王道「シャンゼリゼ通り」、全長2㎞、幅約100mの並木道で左右にはブランドショップ、雑貨屋さん、飲食店が並びます。あのルイヴィトンの本店もあります。また休みの日には歩行者天国になります。そしてシャンゼリゼ通りを歩く際のオススメが、凱旋門をスタートにして、
背にして西から東へ(コンコルド広場に向かって)歩くと、緩やかな下り坂になって歩きやすいですよ。
次に「ギャラリーラファイエット」です。オペラ座の裏に構える、ヨーロッパ最大規模のデパートです。
隣には「プランタン」もあり、買い物天国です。ギャラリーラファイエットは「本館(婦人物)」「紳士・食品館」「インテリア館」の3館に分かれています。
本館地下1階に、ジャパニーズカスタマーサービスが用意されており、日本人スタッフも駐在しております。
ここで免税申請書類の案内や日本語による買い物相談などもできます。ぜひ利用してみてください。
最後にこんなショッピング天国パリで私のオススメをご紹介させていただきます。
「FAUCHON(フォーション)」のマドレーヌ
「LONGCHAMP(ロンシャン)」の折りたたみバック
パリ限定のデザインがあります。エッフェル塔のイラストが入っています。
「MONOPRIX(モノプリ)」のエコバック
最近日本でも人気のエコバック。豊富なデザインと、肩から担ぐことのできる持ち手の長さ。
専用ポーチに収納されており、とにかく軽く、でも容量はたくさん入るモノプリのエコバッグは、
パリジェンヌにも大人気です。しかも1つ1~2ユーロとお手軽なのも魅力です。
「Bonne Maman(ボンママン)」のマドレーヌ
ボンママンの商品は着色料や保存料を使っておらず、かつ美味しい!
マドレーヌはフランスの伝統的な焼き菓子です。個別包装されているのでばらまきようにも
もってこいです。
「奇跡のメダイユ教会」のメダル
パリのカトリック礼拝堂。芸能人や有名人がメダイユを身に着けて運勢がよくなったという話もあり、
日本でも人気です。身につける人々を病から守り、幸運をもたらす「奇跡のメダル」を手に入れようと
今でも世界中から信者が訪れる神聖な「パワースポット」的な教会です。
大切な方へのお土産にいかがでしょうか?
「1Dayトリップ」(モンサンミッシェル・ベルサイユ宮殿)
郊外にもたくさん魅力的な観光地があるフランスですが、今回がパリから日帰りで行ける、オススメスポットを2か所ご案内させていただきます。
【モンサンミッシェル】
言わずもがな真っ先に出てくるのがここモンサンミッシェル修道院だと思います。大天使ミカエルのお告げにより礼拝堂が建立されたといわれ、ベネディクト派の僧院として設立され、13世紀にはゴシック建築の傑作とされる教会が増築されました。15世紀には百年戦争に巻き込まれ、フランス革命の際には刑務所として利用されたそうです。そして1979年には世界遺産に登録されました。
私も数回観光で行ったことがありますが、夏、冬で景色が変わります。干潟の中の小島に築かれた修道院で、満潮時には海に囲まれる姿から「海に浮かぶ修道院」なんていわれています。以前は陸続きでしたので、写真のように天橋立のようにまたくぐりもできました(笑)2014年には堤防道路に代わり、木道橋が開通し、海水の流れを極力遮断しないで通行できるようになりました。
島内は狭い道にお土産や飲食店が並んでいます。道中にはオムレツで有名な「ラ・メール・プラール」もあります。この地を訪れる巡礼者に食べやすくて栄養のあるものとして振舞われたのが、このオムレツの由来だといわれています。何とも言えないふわっとした泡のようです。そのほか「シードル」というノルマンディー地方名産の飲物でリンゴを発酵させて作る発砲アルコールもオススメです。そして東京にも海外初出店としてオープンしています。ぜひ行ってみてください。
また、修道院の3階には中庭があり、周囲を回廊が囲んでいます。2本の柱で一組の列柱となっており、永遠に道が続くような視覚効果をもたらしているそうです。
こちらは余談ですが、モンサンミッシェルへの移動はパリから片道4時間となります。クッション等の対策もしておくとよろしいかもしれません。
【ベルサイユ宮殿】
そしてこちらもパリから鉄道RER C線で、終点ヴェルサイユ・リヴ・ゴーシュ(Versailles Rive Gauche)駅まで約45分です。宮殿までは徒歩約10分と手軽に行けるオススメ「ベルサイユ宮殿」です。
17世紀に建設されたベルサイユ宮殿はバロック建築の傑作です。1682年から1789年までのブルボン王朝時代の王宮でした。随所にルイ14世のこだわりが散りばめられ、絶対王政を象徴する豪奢な造りは圧巻です。
中でも有名なのが「鏡の回廊」です。巨大な窓と鏡、きらびやかなシャンデリアは息をのむ豪華さです。
そして皆さんが写真に収めるので常に多くの観光客で混んでいます。オススメはやはり、入ってすぐ、鏡の間が奥まで見える場所で撮影するのがオススメです。ちなみにこの「鏡の間」は、長さ73m、幅10.5m。17の窓で採光がとられ、357の巨大な鏡に囲まれた部屋です。第一次世界大戦後の対ドイツとの講和条約である
ベルサイユ条約が調印された場所でもあります。
そのほか、マリーアントワネットなど王妃がこの部屋を使用し出産をした「王妃の寝室」。きらびやかなカーテンに仕切られた椅子があり、そこに座っている時だけが王の一人になれる時間だったとされる「王の寝室」。
ダヴィットの描いた有名な絵画「ナポレオン1世の戴冠式」が飾られていた部屋。現在はレプリカが展示されている「戴冠の間」などがあります。
そして屋外に出ると「ベルサイユの庭園」があります。フランス式庭園の最高傑作とされ、宮殿と同じほど重要であると考えていたルイ14世は、1661年、その設計と整備をアンドレ・ル・ノートルに命じました。庭園の工事は宮殿の建設と同時期に進められ、完成までに約40年かかったそうです。
2か所以外にも「ロワール地方の古城めぐり」などもオススメです。ぜひお時間のある方は行ってみてください。
以上簡単ではございますが、基本情報から、オススメの過ごし方をご紹介させていただきました。
ぜひパリに行ってみようか悩んでいらっしゃる方がご参考にしてみてください。
※本記事は2016年7月現在のものとなります。実際にご旅行される際は最新の情報をご確認ください。
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